世界大百科事典(旧版)内のイサゴラスの言及
【クレイステネス】より
…その頃スパルタは近隣の僭主政を倒して寡頭政を樹立しようとしており,アテナイの僭主政の場合もそのような国策の一環としてその打倒に力を貸したものと思われる。 クレイステネスは寡頭派のイサゴラスIsagorasと争って,民衆の支持を得るために民主的な改革をおこなうことを決意し,部族改編と行政区(デーモス)を基礎とする新体制の樹立に着手した(前508か507)。彼はアッティカ全土を都市部・内陸部・海岸部に分け,各部を10の地区に分け,各部の1地区ずつをくじ引きで結合して1部族とし,都合10部族を創設した。…
※「イサゴラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」