イタリア・カトリック・アクション(読み)いたりあかとりっくあくしょん

世界大百科事典(旧版)内のイタリア・カトリック・アクションの言及

【ラテラノ協定】より

…さらに政教協約は教会にイタリア国内での特権的地位を与えた。すなわち聖職者の徴兵免除や宣誓・証言拒否権,教会法上の処分を受けた聖職者の公職就任禁止,司教区など宗教機関の法人格や全国的信者組織〈イタリア・カトリック・アクション〉の承認,教会の婚姻統制,小・中学校での義務宗教教育などが定められた。ラテラノ協定は国民投票で圧倒的支持(有効投票の98.4%)を獲得,ファシスト体制は威信を高めることに成功したが,全体主義国家の完成という見地からは教会の自律性を許したことで大きな代償を支払ったといえよう。…

※「イタリア・カトリック・アクション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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