世界大百科事典(旧版)内の《イタリア抵抗運動の遺書》の言及
【反ファシズム】より
…そしてカルビーノ,フェノリオ,ヨービネ,スコテラーロRocco Scotellaroらネオレアリズモの嫡子を輩出する。しかしながら,独房で10年間の孤独な戦いを貫いたグラムシの《獄中からの手紙》(1947),《獄中ノート》(1948‐51)と,レジスタンスの刑死者の最後の声を集成した《イタリア抵抗運動の遺書》(1952)こそは,それが戦後のイタリア文化に与えた計り知れない力からみても,反ファシズムの文学の最良にして最大の〈作品〉といっても過言ではない。ネオレアリズモ【古賀 弘人】。…
※「《イタリア抵抗運動の遺書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」