イッテルビア(読み)いってるびあ

世界大百科事典(旧版)内のイッテルビアの言及

【イッテルビウム】より

…周期表元素記号=Yb 原子番号=70原子量=173.04±3地殻中の存在度=3.0ppm(41位)安定核種存在比 168Yb=0.140%,170Yb=3.03%,171Yb=14.31%,172Yb=21.82%,173Yb=16.13%,174Yb=31.84%,176Yb=12.73%融点=824℃ 沸点=1427℃比重=6.977(α‐イッテルビウム),6.54(β‐イッテルビウム)電子配置=[Xe]4f145d06s2 おもな酸化数=II,III周期表第IIIA族に属する希土類元素のうちのランタノイドの一つ。1794年フィンランドのガドリンJohann Gadolinは,スウェーデンのストックホルム近郊イッテルビーYtterby産の鉱物から新しい酸化物を発見し,産地にちなんでイッテルビアとよんだ。イッテルビアからはイットリウムをはじめ各種の元素が見いだされたが,さらに1878年スイスのマリニャックJean Charles Galissard de Marignacは新元素を発見し,それをイッテルビウムとした。…

※「イッテルビア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android