イナンナの冥界下り(読み)いなんなのめいかいくだり

世界大百科事典(旧版)内のイナンナの冥界下りの言及

【ビーナス】より


[古代西アジアのビーナス神話]
 新石器時代後期に,この地母神崇拝から特定の女神の崇拝が派生し,のちにこれに一連の神話が付け加えられ,この女神は特定の名をもつようになった。今日知られている最古の〈ビーナス神話〉はシュメールの女神イナンナInannaと男神ドゥムジに関するもので,《イナンナの冥界下り》と呼ばれているシュメール語文書が最も詳しくこの神話を伝えている。これはもとは総計400行以上あったと推定される複雑な構成をもつ物語で,イナンナが冥界に下りて地上に戻れなくなり,ドゥムジ(ここではイナンナの夫)が身代りに冥界に連れてこられ,それを求めてドゥムジの姉ゲシュティンアンナが冥界へ下るというテーマを含んでいる。…

※「イナンナの冥界下り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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