世界大百科事典(旧版)内のイヌビワコバチの言及
【アコウ】より
…イヌビワF.erecta Thunb.は日本の暖地に普通に生える落葉低木で,果囊は黒く熟して食用になる。イヌビワコバチが受粉に関係する。イチジク【岡本 素治】。…
【イチジク(無花果)】より
…各種にはそれぞれ種類の異なるイチジクコバチ類がいて,花粉を媒介している。そのやり方には,イチジクと同じように雄株と雌株があるもの(雌雄異株,イヌビワとイヌビワコバチはその例)と,すべての株が同じ型の果囊をつける雌雄同株のものとがある。雌雄同株のアコウでは,果囊の内部には雄花のほかに,長花柱,短花柱の2種類の雌花があり,コバチが受粉・産卵することにより,長花柱花では種子が,短花柱花では虫こぶができ,種子と虫こぶがほぼ同数となる。…
※「イヌビワコバチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」