世界大百科事典(旧版)内のイワシ売の言及
【イワシ(鰯∥鰮)】より
…包丁で頭を落として指先で腹をさき,中骨と腸を除いて酢洗いし,これをワサビじょうゆなどで食べる。〈いわしこい〉などと呼び歩いたイワシ売は,第2次世界大戦ころまでは東京でもよく見られたものであった。御伽草子の《猿源氏草紙》の主人公は伊勢のイワシ売に設定されており,《本朝食鑑》によると,江戸時代初期の京都で見られたイワシ売は岸和田(大阪府)や桑名(三重県)のものが多かったという。…
※「イワシ売」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」