世界大百科事典(旧版)内の《イワン・スサーニン》の言及
【グリンカ】より
…30年からイタリアに住み,イタリア・オペラを学び,33年からはベルリンでS.デーンについて音楽理論を修めた。34年ロシアに帰って,最初のオペラ《イワン・スサーニン(皇帝に捧げた命)》の作曲に熱中し,36年の初演で圧倒的な成功を博した。これはロシア国民音楽の出発点ともなる歴史的事件であった。…
【ロシア・ソビエト音楽】より
…グリンカのオペラ《皇帝にささげた命》(1836。《イワン・スサーニン》とも呼ぶ)と,《ルスランとリュドミラ》(1842)は,それまでのジングシュピール的な歌芝居を超えて,本格的なロマン主義オペラとして位置づけられる。彼の管弦楽曲《カマリンスカヤ》(1848)と二つの《スペイン序曲第1番》(1845),《同第2番》(1851)はロシア管弦楽の出発点として高い評価を得ている。…
※「《イワン・スサーニン》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」