世界大百科事典(旧版)内のインスタント紅茶の言及
【紅茶】より
… 紅茶は従来,葉形を残して製品とされるリーフ(OP)タイプが主流であったが,製法の改良や嗜好の変化などから現在では揉捻の工程で茶葉を細かく切断したブロークン(BOP)タイプが多くなり,さらに,萎の浅いものを細かく磨砕して茶褐色のカイコの糞状にしたCTCタイプのものもつくられるようになった。また最近ではレッグカットといって無萎の葉を細切してつくるものも現れ,濃縮した浸出液を急冷乾燥によって粉末化するインスタント紅茶も行われている。 紅茶の等級は,精選工程でふるい分けられた形状や大きさによることが多いが,これは末端商品名としてはほとんど使用されず,主として取引市場における基準とされている。…
※「インスタント紅茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」