《インスブルックよ,さようなら》(読み)いんすぶるっくよさようなら

世界大百科事典(旧版)内の《インスブルックよ,さようなら》の言及

【イザーク】より

…代表作は,コンスタンツ大聖堂参事会から依頼を受け,一年の主要な祝日のミサ固有式文を,主として4声の模倣対位法で作曲した《コラリス・コンスタンティヌス》である。また,各国語による世俗的な作品のうちの《インスブルックよ,さようなら》は,美しい旋律で後世プロテスタントのコラールに転用され,バッハがそれを《マタイ受難曲》等で用いていることで有名である。【寺本 まり子】。…

【歌曲】より

…フランスのシャンソンには粋で洒脱な趣があり,イタリアのマドリガーレ(マドリガル)は文学上のマニエリスムと手を取りあって牧歌的題材の中に様式的洗練を示す。ドイツの多声リートは,野の花のような素朴さの中にロマンティックな憧れを秘め,イザークの4声の歌曲《インスブルックよ,さようなら》などの佳曲を生んだ。これらの多声歌曲と並んで,手近な楽器リュートを伴奏とする歌曲も行われ,イギリスのダウランドによる《流れよ,わが涙》(《涙のパバーヌ》の名でも知られる)のように一世を風靡する曲も現れた。…

※「《インスブルックよ,さようなら》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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