世界大百科事典(旧版)内のインドネシア賠償問題の言及
【疑獄】より
…1948年の昭電疑獄は,傾斜生産方式による復興金融金庫の政策融資をめぐり,GHQ内の対立もからんだ事件であり,54年の造船疑獄は,計画造船における見返り資金(利子補給,開銀融資)をめぐり,検察内の対立もからんだ事件として著名である。昭和30年代以降,許認可行政の範囲の拡大と国際的な融資の増大とにより,第1次・第2次FX選定問題,インドネシア賠償問題,ソウル地下鉄問題,税政連問題,KDD事件などの疑獄が表面化した。なかでも76年のロッキード事件は,アメリカで発覚し前首相田中角栄の逮捕,起訴にまで至った戦後最大の政治事件といってよい。…
※「インドネシア賠償問題」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」