インドリル酢酸(読み)いんどりるさくさん

世界大百科事典(旧版)内のインドリル酢酸の言及

【インドール】より

…アルデヒド,ケトン,またはケトン酸のフェニルヒドラゾンを塩化亜鉛,塩化銅(II)などを縮合剤として閉環させるフィッシャー法で合成する。誘導体は天然に多く存在し,代表的なものとしてはトリプトファン(必須アミノ酸),3‐インドリル酢酸(ヘテロオーキシンともいい,植物生長ホルモンの一つ),インジゴ(染料)などがあり,医薬品として重要なストリキニーネ,レセルピン(トランキライザー)にも含まれる。これらの合成原料とされるほか,香料用の精油の調合にも用いられる。…

※「インドリル酢酸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android