世界大百科事典(旧版)内のインド細密画の言及
【インド美術】より
…現在のインド,ネパール,バングラデシュ,スリランカ,パキスタン,アフガニスタンの一部よりなるインド亜大陸で,前3千年紀以来おこなわれた美術の総称。そのほとんどがインド固有の仏教,ジャイナ教,ヒンドゥー教,あるいは外来のイスラムに基づく宗教美術であり,強い宗教性と独特の官能性とを顕著な特色とし,アジア各地の美術に多大な影響を及ぼした。古代には仏教が造形活動を主導し,ヒンドゥー教美術は古代末期からしだいに盛んになり中世前期に最盛期を迎えた。…
※「インド細密画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」