世界大百科事典(旧版)内のインブレックスの言及
【瓦】より
…スレートのように薄板状に割れる石は,体裁よく葺けるので,19世紀には大いに流行した。(2)焼成した粘土瓦は,ギリシア・ローマ時代から広く用いられ,通例,平瓦を並べ,その継目をインブレックスimbrex(雄瓦(おがわら))と呼ばれる丸瓦あるいは三角瓦で覆う形式で,それぞれに各種の形態があった。ルネサンス以降,ベルギー,オランダ,イギリスなどで,平瓦と丸瓦を一体化したS字形断面の瓦(桟瓦pantile)が用いられはじめ,各種の改良が加えられて普及した。…
※「インブレックス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」