朝日日本歴史人物事典 「イーストレイク」の解説
イーストレイク
生年:1858.1.22
明治時代の英語教育者。アメリカ,ニュージャージー州リヴァートン生まれ。来日歯科医W.C.イーストレイクの長男。号は東湖。香港,アメリカ,ドイツ,パリなどで言語学,哲学などを学び,明治17(1884)年に来日。太田なをみと結婚。明治21年磯辺弥一郎と共に英語学校の国民英学会を開校,その後日本英学院,正則英語学校なども設立し,英字新聞,英語雑誌,英語辞書の刊行に尽力した。教え子総数は10万人,著作数は100冊といわれる。東京青山外人墓地に墓碑と記念碑がある。<著作>《Heroic Japan‐A history of the war between China & Japan》<参考文献>手塚竜磨『英学史の周辺』,佐々木満子「F.W.イーストレーキ」(『近代文学研究叢書』8巻)
(加納孝代)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報