ウィグナー,E.P.(読み)うぃぐなー

世界大百科事典(旧版)内のウィグナー,E.P.の言及

【パリティ】より

…このように物理量のパリティは,rから直接導かれるものを別にすれば,先験的に与えられるのではなく,相互作用の性質を通して経験的に決められるものなのである。
[量子力学におけるパリティ]
 もともとパリティという概念は,量子力学において,原子のある準位の波動関数Ψ(r1r2,……,rn)の空間反転Pに対する変換性, PΨ(r1,……,rn)=Ψ(-r1,……,-rn)  =±Ψ(r1,……,rn)を示すために,アメリカのウィグナーEugene Paul Wigner(1902‐95)が導入したもので,各粒子の軌道角運動量をħ(プランク定数を2πで割ったもの)を単位としてl1,l2,……とすると,パリティはとなる。ドイツのラポルテOtto Laporteは原子からの電気二極放射に際し,liが奇数だけ変化するという規則を見いだしていたが(ラポルテの規則),これを用いれば原子の準位をパリティによって分類することができる。…

※「ウィグナー,E.P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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