世界大百科事典(旧版)内のウィーナーフィルターの言及
【フィルター】より
…上で述べたことは,最適フィルターの伝達関数がr.m.s.規範のもとで一意的に決まり,これより最適フィルターが信号処理装置として工学的な手段で実現できることを示しており,ウィーナーの理論は制御工学や通信工学の分野で注目されることとなった。なお,ウィーナーの最適フィルター(ウィーナーフィルター)を図8に示す。 同じr.m.s.規範を使ってはいるが,アメリカのカルマンR.E.Kalmanは1960年,違った立場で最適フィルターが設計できることを示した。…
※「ウィーナーフィルター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」