世界大百科事典(旧版)内のウェスターグレン法の言及
【血沈】より
…歴史的には,18世紀末より,炎症性疾患で血沈が促進する現象に気づかれていたが,20世紀に入りその診断的意義が認識され,種々の方法が考案された。現在は一般にウェスターグレン法Westergren’s methodが国際標準法として用いられている。この方法は,2mlの注射器に3.8%クエン酸ナトリウム溶液(抗凝血剤)0.4mlを吸い,さらに血液1.6mlを採血して混和したのち,目盛付きの細長い管(沈降管)に吸いあげて垂直に立て静置する。…
※「ウェスターグレン法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」