ウェストフェーリッシュ(読み)うぇすとふぇーりっしゅ

世界大百科事典(旧版)内のウェストフェーリッシュの言及

【ウェストファーレン】より

…ラインラントと比べてプロイセンへの統合が相対的に容易に進んだのは,すでに17世紀以来,同地域において,マルクMark,ラーベンスベルクRavensberg両伯爵領(1614),ミンデンMinden司教領(1648),リンゲンLingen,テクレンブルクTecklenburg両伯爵領(1702,07),ミュンスター,パーダーボルンPaderborn両司教領(1803)をブランデンブルク・プロイセンが獲得してきたことにもよる。しかしプロイセンに併合された後も,地域主義的伝統は根強く残り,とりわけ農民層は内向的・保守的気質,旧来の習俗,言語(低地ドイツ語の亜種であるウェストフェーリッシュWestfälisch)を保持し続けた。行政的には州総督の管轄下に置かれ,ミュンスターを州都として,ミュンスター,ミンデン,アルンスベルクArnsbergの3県に分かれ,各県はさらに郡や市に分かれた。…

※「ウェストフェーリッシュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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