ウェッセル,J.H.(読み)うぇっせる

世界大百科事典(旧版)内のウェッセル,J.H.の言及

【デンマーク】より

…1770年代には音楽学校,歌劇団,バレー団が併設された。 ホルベアの後デンマーク演劇は,エーワルの成功作《漁師たち》(1780初演)やウェッセルJohann Hermann Wessel(1742‐85)の悲劇パロディ《靴下が不足した愛情》(1773初演)等の例外はあるものの,全般に振るわなかったが,19世紀初頭に悲劇作家エーレンスレーヤーが出現するに及んで大転換を迎え,活動的になった。この後にハイベアのボードビル,オウアスコウThomas Overskou(1798‐1873)らの市民ロマンス劇が続く。…

【ノルウェー】より

…北欧啓蒙期最大の文学者ホルベアはコペンハーゲン大学の教授となるが,ノルウェーのベルゲンの生れで,〈北欧のモリエール〉と称される彼の喜劇もまた,デンマークとノルウェーの両文学史で扱われる。1772年にコペンハーゲンで結成された〈ノルウェー協会〉による作家たち,ウェッセルJohan Herman Wessel(1742‐85)やブルンJohan Nordahl Brun(1745‐1816)らもまた同じである。19世紀初頭のロマン派画家もみなドイツに居を構えた。…

※「ウェッセル,J.H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android