世界大百科事典(旧版)内のウェヌスのえくぼの言及
【腰】より
…腰は中央で弛緩し側方でやや緊張し,女性では皮下脂肪の与える弾力も加わって,ことに美しい曲面をつくる。〈ウェヌスのえくぼ〉と別称される腰小窩を左右の下部に置き,幅広い骨盤と狭い胸郭とをつなぐくびれた腰となる。芸術作品に示された限りでは,古代ギリシアやローマの女性の腰は一般に太くたくましく,大きな臀部とともに多産と豊穣を暗示していて,パールバティーに代表される古代インドの女神たちの多くが細くくびれた腰をしているのと対照的である。…
※「ウェヌスのえくぼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」