世界大百科事典(旧版)内のウショロの言及
【恐山】より
…カルデラの内側には直径2kmで,ほぼ円形の宇曾利山湖(恐山湖)があり,北東端から正津川が火口瀬となって津軽海峡に流出している。宇曾利はアイヌ語で〈くぼんだところ〉の意の〈ウショロ〉を語源とするといわれており,湖には酸に強いウグイがわずかに生息している。噴火の記録はないが,宇曾利山湖の北岸には多数の噴気孔や温泉があり,付近の岩石は黄白色に分解して変質しており,植物もシャクナゲ以外はほとんど育たず,一種異様な光景を現出している。…
※「ウショロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」