世界大百科事典(旧版)内のウリチ語の言及
【ウリチ族】より
…また,かつては南サハリンにも往来し,所々でアイヌやニブヒ族などと混在,同化の痕跡を残している。ツングース・満州語派に属するナナイ語に近縁のウリチ語を話し,アムール川流域のこの語派の言語を使用する他の諸族と,全体的には共通の文化をもっていた。伝統的には川の流域に定住し,夏から秋に産卵のため遡上するサケ・マスの漁と森林での狩猟・採集を生活の基盤としていた。…
【ツングース諸語】より
…B群:(5)ウデヘ語Udehe,(6)オロチ語Orochi。C群:(7)ナナイ語Nanai(またはゴリド語Gol’d),(8)オルチャ語Olcha(またはウリチ語Ul’chi),(9)ウイルタ語(オロッコ語)。D群:(10)満州語,(11)女真語(女真文字)。…
※「ウリチ語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」