世界大百科事典(旧版)内のエスモディスクス帯の言及
【ケイ質軟泥(珪質軟泥)】より
…北半球では北部太平洋(アラスカ沖から日本付近まで)のみに分布し,南限は北緯40゜で,日本付近ではやや南まで延びており,黒潮と親潮の境界の位置に関係する。以上寒冷系のケイ藻軟泥のほかに赤道帯にもエスモディスクスEthmodiscus rexが優占する(95%以上)エスモディスクス帯と呼ばれるケイ藻軟泥が分布している。この種は直径2mmにも達する大型の種で,非常にこわれやすく,乾燥試料中では完全な個体はまれであって,ほとんどすべて破片である。…
※「エスモディスクス帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」