世界大百科事典(旧版)内のエナワライの言及
【後産】より
…埋めるとき男児に筆・そろばん,女児に糸・針などを入れてその道に優れることを願った。エナワライといって,埋め終わるとそこに居合わせた者がどっと笑うという風習が,滋賀県大津市や沖縄などにあった。【大藤 ゆき】 後産は産婦よりむしろ胎児と結びついて信仰の対象となり,それが子どもの運命を将来にわたっても左右するという考え方は,日本のほか,中国,朝鮮,マレー諸島,ヨーロッパなどで広く見いだされる。…
※「エナワライ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」