世界大百科事典(旧版)内のエプソム競馬場の言及
【エプソム】より
…イギリス,イングランド南東部,サリー州にある都市。北方のユーエルEwellと合併して自治都市をなし,人口6万9230(1981)。ロンドンの南西郊外に位置し,鉱泉と競馬で有名な田園都市。鉱泉は1618年ころ発見され,エプソム塩の生産に利用されたほか,17~18世紀には西のバースに匹敵する保養地として栄えた。競馬の方は,ジェームズ1世時代に始められ,1730年ころから恒例となった。現在は,町の南部にあるエプソム・ダウンズの競馬場で,6月第1水曜日に開催されるダービー競馬,また同一週の土曜日にあるオークス競馬が世界的に知られる。…
【ダービー】より
…競馬の競走名。近代競馬発祥の地イギリスのエプソムEpsom競馬場(ロンドン郊外)で1780年に始まったもので,創設者の第12代ダービー卿スタンリーEdward Smith Stanleyの名をとって命名された。明け4歳馬(満3歳)のナンバーワンを競うこのレースの優勝はイギリス競馬界最高の栄誉とされ,第1,第2次世界大戦中は場所をニューマーケット競馬場に移したが,創設以来一度も欠かさず,例年5月最終週,または6月第1週の水曜日(この日をダービー・デーDerby dayという)に開催されている。…
※「エプソム競馬場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」