世界大百科事典(旧版)内のエポーレットの言及
【軍服】より
… 海軍士官は西欧の例に準じて数種の服を使い分けた。大礼服は三日月形の大礼帽と金のエポーレット(正肩章)をつけた立襟燕尾服,金線と識別線入りの剣帯,長剣の一揃で1873年に定め,小改正を経ながら1938年まで,皇居へ参内する時や祝日,そして自家の賀儀葬祭など重い行事に着用した。着る機会の少ない夜会服は1893年に廃止した。…
【袖】より
…大きな袖や詰物でふくらませたものは,身ごろとは別仕立てであった。袖は身ごろにあらく綴じつけられ,エポーレットという飾り布で覆って見苦しさを隠した。 近代に入って女性の胴衣(ボディス)は身ごろ続きの裁出しの袖となったが,17世紀後半の男子服のジュストコルには,現在,最も基本的な袖付けとなっている,袖ぐりに合わせたセット・イン・スリーブズset‐in‐sleevesの技法が見られた。…
※「エポーレット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」