エリマイド(読み)えりまいど

世界大百科事典(旧版)内のエリマイドの言及

【イラン美術】より

…その特色は,正面観描写,硬直した姿勢,線描主体,外観を微細克明に再現する〈真実主義〉に代表される。このようなパルティア様式の美術はイラン南部のエリマイスElymaïs(エリマイドElymaïde)王国の磨崖浮彫やイラク北部のハトラ出土の彫刻にみられる。これらは多かれ少なかれ,パルティアの宮廷様式を反映したものであるが,その様式的特色はギリシア美術と土着のオリエント美術を折衷したもので,アケメネス朝美術のような強い独自性,個性を欠く。…

※「エリマイド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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