世界大百科事典(旧版)内のエーゲ海公国の言及
【ナクソス[島]】より
…キリスト教が早くから広まり,やがて隣のパロス島,アンティパロス島とともに,東方正教会パロナクシア府主教区を構成。第4回十字軍の際ベネチア貴族マルコ・サヌードが同島を本拠地にエーゲ海公国を建設(1207),ローマ・カトリック教会所属のナクソス大司教座が置かれた。スペインのユダヤ教徒迫害を逃れイスタンブール(コンスタンティノープル)に亡命し,オスマン帝国スルタンの寵臣となったナシはこの島を支配し(1566‐79),その後同島は最終的にオスマン帝国領に編入された。…
※「エーゲ海公国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」