世界大百科事典(旧版)内のオウシュウメンガタスズメの言及
【ガ(蛾)】より
… スズメガなど,蛾の種類によっては終齢幼虫が土の中に入って,エジプトのミイラを思わせるさなぎになり,それから蛾が出現するところから,蛾は蝶とともに死と再生のシンボルとされた。特異なものでは,フランスにおいて,背中にどくろの文様をもつオウシュウメンガタスズメの出現は凶兆とされ,19世紀フランスの詩人ネルバルの詩にもうたわれている。古代西洋には,死者の口から蛾(蝶)が出ていく絵やレリーフがあり,ギリシア語では蝶,蛾も人の魂もともにプシュケーと呼ばれる。…
※「オウシュウメンガタスズメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」