世界大百科事典(旧版)内のオガサワラトカゲの言及
【スベトカゲ】より
…餌は小昆虫やクモ類。小笠原諸島,鳥島に分布するオガサワラトカゲCryptoblepharus boutoniは尾が細長く,眼がヤモリのように固着した透明な下まぶたで覆われる。南西諸島の硫黄島から沖縄諸島に分布するヘリグロヒメトカゲAteuchosaurus pellopleurusは形態,生態ともにサキシマスベトカゲに似るが,頭部のうろこのようすが異なる。…
【トカゲ(蜥蜴)】より
…〈窓〉は下まぶたを閉じても外が見え,砂や土に潜ることの多いトカゲには有用。オガサワラトカゲCryptoblepharus boutonii(全長10cm)では,円形の透明な膜からなる下まぶたが上まぶたに固着し,眼を覆って保護している。このようなヘビ型の眼は,樹皮の下など狭い隙間に隠れるヤモリの眼と同じ構造で,オガサワラトカゲが木の幹や倒木を活発に行動し,すばやく隙間に隠れるのに好つごうである。…
※「オガサワラトカゲ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」