世界大百科事典(旧版)内のおきゃがりこぼしの言及
【起上り小法師】より
…転がしても必ず起き上がる姿から不老不死の意味で〈不倒翁〉と名づけられた。明末に室町時代の日本に移入され,最初は不倒翁の名で呼ばれたが,やがて童形の小法師につくり変えられ,子どもの玩具となり〈おきあがりこぼし〉〈おきゃがりこぼし〉ともいった。小法師は子どもの意で,当時の小舞の一節に〈いたいけしたる者あり(略)起上り小法師,ふりつづみ,手まりやおどるまり小弓〉とあり,室町時代の代表的な玩具の一つであったことが知られる。…
※「おきゃがりこぼし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」