世界大百科事典(旧版)内のオギノ式の言及
【荻野久作】より
…大正・昭和前半期の産婦人科学者。排卵期と受胎期についての荻野説と,それを受胎調節法として応用する避妊法〈オギノ式〉の創始者として知られる。愛知県生れ。…
【避妊】より
… 日本でも,第2次大戦後に急激な人口増加が起こり,希望しない妊娠の中絶による母体の障害が増加したため,政府は1948年に優生保護法(現行母体保護法)を制定して,人工妊娠中絶を合法化するとともに,避妊法の普及を推進した。この結果,家族計画の考え方は広く普及したが,当初から主としてコンドーム,ペッサリー,基礎体温法,オギノ式の使用が重点的に指導され,その影響が続いたため,現在用いられている方法には問題点が多い。1960年代になると,母子保健と人口増加抑制という二つの立場から,避妊の普及は世界的な重要課題となり,生殖生理学の進歩とともに多くの新しい方法が開発された。…
※「オギノ式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」