世界大百科事典(旧版)内のオメル・パシャ・ラタスの言及
【サラエボ】より
…1826年,オスマン帝国の改革によって解散させられたイエニチェリ軍団が大反乱を起こした。キリスト教徒農民(ラーヤ,レアーヤ)から重税をとりたてるトルコ人地主の勢力を排除し,中央集権を強めようとするこうした改革に対し,あくまでも特権の維持を計る保守的なボスニアやヘルツェゴビナのイスラム教徒土着支配層の抵抗は,51年オメル・パシャ・ラタスOmer Paşa Latas(1806‐71)が鎮圧した。彼は州都をサラエボに戻すと,政庁所在地にふさわしく町並みを整備する。…
※「オメル・パシャ・ラタス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」