世界大百科事典(旧版)内のオルシペの言及
【アイヌ】より
… 〈イソ・イタクiso‐itak〉は,本来は漁狩猟の獲物を表すイソisoのイタクitak(はなし)で,獲物を誇る功名談だったというが,そのような型が確立する前に〈体験を物語る〉意味になり,詞曲にもしばしば用いられるようになった。いまではオルシペorspe(うわさばなし)などと共に,内容によってウパシクマに近づいたり,トゥイタクと同様に扱われたりする。以上のものは,詞曲ほど厳密ではないが,アトムテ・イタクatomte‐itak(飾った言葉)で語るという意識があるのに対し,以下に挙げるものはヤヤン・イタクyayan‐itak(ふつうの言葉)を用い,語り口もくだけたものになっている。…
※「オルシペ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」