おろし金(読み)おろしがね

世界大百科事典(旧版)内のおろし金の言及

【おろし(下し∥卸し)】より

…おろしをつくる器具は《日葡辞書》に〈Daicon voroxi〉というのが見えるが,ほかではおおむね,わさびおろしと呼ばれている。山東京伝の《近世奇跡考》と斎藤月岑(げつしん)の《江戸名所図会》は,青砥藤綱(あおとふじつな)が使用したと伝えられていたものを〈古代山葵擦(わさびおろし)〉として紹介しており,これがおろし金以前の器具かと思われる。今のようなおろし金は《和漢三才図会》(1712)に見られる。…

※「おろし金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android