世界大百科事典(旧版)内のオーステナイト鋼の言及
【合金】より
…(2)第2の効果は,格子変態点の変化,中間相の形成などの相変化によって,マトリックス相の種類を増加させることである。たとえばオーステナイト鋼は,鉄にニッケル,マンガンなどを固溶させ,鉄の高温相であるオーステナイトを室温以下まで安定化させたもので,低温での靱性(じんせい)に優れ,非強磁性であるなどの性質をもっている。また合金化によって相変態温度を変化させることができる。…
※「オーステナイト鋼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」