世界大百科事典(旧版)内のオートポジフィルムの言及
【写真フィルム】より
…(6)その他 一般撮影用,工業用,医療用,科学用などに,写したその場で写真画像が得られる拡散転写方式のインスタントフィルム(インスタントフォトグラフィー)がある。さらに,1回の現像で原画と同じ画像(ポジ像)が得られるオートポジフィルム(直接反転フィルム)や,露光した後は加熱するだけで現像できる熱現像(乾式現像)タイプ(ジアゾタイプ)のフィルムもある。カラーフィルム【益田 隆夫】
[写真フィルム工業]
写真フィルム生産には高度な技術力を要するうえに,巨額の設備投資が必要とされるため,日本では富士写真フイルムと小西六写真工業(現,コニカ)2社の寡占状態となっており,世界的に見てもアメリカのイーストマン・コダック社が世界市場の70%程度をおさえ,同社に日本の2社とドイツ,ベルギーの合弁のアグファ・ゲバルト社を入れると95%以上のシェアとなる。…
※「オートポジフィルム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」