世界大百科事典(旧版)内のオートローテーションの言及
【オートジャイロ】より
…ジャイロプレーンgyro planeと呼ばれることもあるが,ジャイロプレーンは元来はオートジャイロの一商標名である。オートジャイロは,機体の重心付近の上部に自由に回転する回転翼をもち,この回転翼は,初めに手でちょっと回しておくと,機体の前進とともに回転面が若干後方に倒れて下方から空気が流入するので,自然に回転し続ける(オートローテーション)。ただし,前進飛行を行うための推進装置は必要であり,これにはふつうの飛行機と同様の,エンジン駆動のプロペラを用いることが多い。…
【ヘリコプター】より
…サイクリックピッチ制御を採用したのは,ペスカーラのヘリコプターで,シャフトに剛に取り付けられたブレードは周期的によじられた。また彼はエンジン停止のとき,安全に降下するため,ブレードのピッチを制御することで,落下に伴う下方からの空気流でローターを回転させるオートローテーションautorotationが利用できるようにした。 フラッピングの機構はバウムハウエルの最初の単ローターに採用されている。…
※「オートローテーション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」