世界大百科事典(旧版)内のオールサーチャージ方式の言及
【多目的ダム】より
…サーチャージ容量は一種の余裕量の確保であり,非洪水期にもくるかも知れない小洪水や,洪水期の異常洪水などに備えるための容量である。なお,今まで述べた制限水位方式とは別にオールサーチャージ方式と呼ばれるものがある。年間を通じて一定水位以下に下げておくこの方式は,洪水期と非洪水期を区別せずに,つねに一定の洪水調節容量を確保しておくもので,比較的小流域の貯水池でよく用いられるが,治水が利水計画と競合しやすい難点がある(図2)。…
※「オールサーチャージ方式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」