世界大百科事典(旧版)内のオールチン,G.の言及
【賛美歌】より
…アメリカにおいても創作賛美歌が盛んで,19世紀に数々の名曲を残すとともに,福音唱歌(ゴスペル・ソング)や黒人霊歌が生み出された。 日本の賛美歌は,1874年(明治7)に最初の賛美歌集が現れて以来,急速な進を遂げ,1903年〈賛美歌委員会〉が組織され,国文学者,別所梅之助(1871‐1945)やイギリスの宣教師G.オールチン(1852‐1935)らによって従来各派で別途に編集されていた歌集が一本化されて,全483編を収録した《さんびか》が誕生した。時代の要請とともに津川主一(1896‐1971)らによって31年大幅な増補改訂が行われた《賛美歌》が出版され,この版には日本語の創作詩,日本人の作曲も初めて収録された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」