世界大百科事典(旧版)内のオーロラ・ヒスの言及
【オーロラ】より
…このような発達に際してオーロラ中やその近傍の電離圏には強い西向きの電流が流れて磁場を乱し,極磁気あらしの原因となる。
[オーロラに関連する諸現象]
カーテン型オーロラの活動時には一般に地上ではオーロラ・ヒスと呼ばれる雑音性の電波が受信される。同種の電波は地球外の人工衛星でも観測され(オーロラ・キロメートル波,ソーサー波など),外から地球を見るとオーロラ活動に伴って電波星のように電波を放出していることがわかる。…
【磁気圏プラズマ波動】より
…受信したホイッスラー波を音に変換して聞くと,初めは音が高く,口笛を吹くように聞こえることからホイッスラーといわれている。ホイッスラーモードの波は,雷放電のほか磁気圏で自然発生しており,オーロラ電子から発生するオーロラ・ヒスや磁気圏赤道付近で高速電子流により生ずるコーラスなどのVLF放射もホイッスラー波動現象である(オーロラ)。 1970年代になって,衛星観測によってオーロラ活動と関連した新しい伝搬性の波が発見された。…
※「オーロラ・ヒス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」