世界大百科事典(旧版)内のお伽劇の言及
【児童劇】より
…以後大正期にかけ〈有楽座子供日〉(日曜・祝日)などの劇場主体の子供むけ公演が持たれ,専門劇団も姿を見せるようになった。お伽芝居は〈お伽劇〉さらには〈童話劇〉と名称も段階的に近代性を持ち始め,質的にも近代劇の影響を受ける一方,芸術教育運動の高まりに乗って変容していった。大正期から昭和初期にかけての小山内(おさない)薫,久保田万太郎らの劇作活動,また坪内逍遥による児童演劇論の展開は,児童劇に大きな活性を与えた。…
※「お伽劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」