世界大百科事典(旧版)内のカウエル,P.H.の言及
【クロムメリン】より
…その後は小惑星やすい星の軌道計算や位置推算にも従事して,やがて新発見天体の軌道の決定や予報位置の計算者として著名になった。1907‐08年にはカウエルP.H.Cowellに協力してハレーすい星の回帰運動を前240年にまでさかのぼって追跡して古代の観測記録と対応させ,また1910年の回帰について計算した予報位置は,実際の近日点通過の日時より3日早かったにすぎない。この功績によってふたりはドイツ天文学会からリンデマン賞を,またオックスフォード大学からは名誉学位を贈られた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」