世界大百科事典(旧版)内のカシミール・シバ派の言及
【シバ派】より
…なお,この派の神学上の学問的な業績としては,シュリーカンタŚrīkaṇṭha(14世紀?)が《ブラフマ・スートラ》に対して著した注釈書《シャイバ・バーシャ》が有名である。(2)カシミール・シバ派 とくにカシミール地方を中心に勢力をもったこの派は,トリカとも称せられる。もとは,上述の聖典シバ派と同じ聖典をいただいていたようであるが,9世紀にバスグプタが《シバ・スートラ》を著してから,不二一元論の傾向を強めていき,その弟子バッタ・カッラタとソーマーナンダによって,神学的な基礎が形づくられた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」