世界大百科事典(旧版)内のかたなとりの言及
【品玉】より
…837年(承和4),天皇がこれをみた記録があり(《続日本後紀》),861年(貞観3)には相撲節会の散楽にこれを演じた記録がある(《三代実録》)。平安末期から民間でも田楽の芸として演じられ,《梁塵秘抄》の〈かたなとり〉というのもこの芸と考えられる。室町時代ごろになると放下(ほうか)師の芸の一つになり,江戸時代になると曲芸の見世物や太神楽(だいかぐら)で行われ,今日でも寄席で見ることができる。…
※「かたなとり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」