カタルニャ派(読み)かたるにゃは

世界大百科事典(旧版)内のカタルニャ派の言及

【スペイン美術】より

イスラム美術 一方,ヨーロッパとの関連を強めたキリスト教圏では,まずロマネスク(10~13世紀)が,続いて勝利者様式としてのゴシック(13~16世紀)が採り入れられた。ロマネスク建築は,9世紀にカロリング朝から独立した北東部地中海岸のカタルニャ派と,聖地サンチアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路様式という二様の展開を見せる。カタルニャでは,すでに957年に3列の筒形穹窿を架したロマネスク教会が建てられているが,イタリア・ロンバルディア様式の波及によって一大発展期を迎え,旧サン・ピエトロ大聖堂に似た5廊式の,リポルのサンタ・マリア修道院教会(1032)をはじめ,大小無数の教会群を残した。…

※「カタルニャ派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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