カッサパンカ(読み)かっさぱんか

世界大百科事典(旧版)内のカッサパンカの言及

【いす(椅子)】より

… ルネサンスになると,イタリアではダンテスカdantescaやサボナローラsavonarolaとよばれる古代ローマ風の折りたたみ式のいすが上流階級の社交生活で愛用された。またフィレンツェ産のタピスリーをシートとバックに張ったひじ掛けいすや豪華な彫刻で飾ったカッサパンカcassapancaとよばれる長いすなどは,公的な社交用の家具であった。これらのいすはフランスやイギリスの上流社会にも導入された。…

【ベンチ】より

…ローマでは公共の広場にブロンズや大理石製のスカムヌムscamnumと呼ぶベンチが設置され,また石製で建物の壁面に造り付けにしたり,個人の庭園に半円形につくられたベンチが設けられていた。ルネサンス時代にはイタリアで箱形の長い座部に肘掛けと背もたれを設けた木製のカッサパンカcassapancaと呼ぶ長椅子が流行した。これはイギリスのボックス・セツルbox settleの原型となった。…

※「カッサパンカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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