世界大百科事典(旧版)内のカバルダ人の言及
【カバルディノ・バルカル[共和国]】より
…大カフカス山脈の中央部の北斜面に位置し,テレク川流域の山麓にステップが開ける。カバルダ人の祖先は,アゾフ海,黒海沿岸に居住したアディゲ諸種族の一つ。カバルダ語はアブハーズ語と同じカフカス諸語の北西グループに属する。…
【ソビエト連邦】より
… ザカフカス地方の主要民族は上記のアゼルバイジャン人と,古い文化をもつアルメニア人,グルジア人であるが,言語系統も文字も伝統宗教も異にしている。カフカス山中から北麓にかけては,グルジア語と同系のカフカス諸語の言語をもつカバルダ人,イングーシ人,アディゲ人,チェチェン人が居住し,山脈の南と北に分かれて,イラン系のオセット人の集団がある。面積5万km2,人口165万のダゲスタン地方は,主要民族だけで10,言語は30を数えることのできる,世界でもきわめて特異な地域である。…
※「カバルダ人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」