世界大百科事典(旧版)内のカフェ・ミケランジェロの言及
【マッキア派】より
…彼らが用いた粗い絵具のタッチを意味する〈マッキアmacchia(色斑)〉という用語からこの名が生まれた。グループの誕生は,1855年のパリ万国博覧会を見たデ・ティボリSerafino de Tivoli(1826‐92)がフィレンツェに戻って,以前から反アカデミズムを唱えていた〈カフェ・ミケランジェロ〉に集う仲間たちに旅の成果を伝えたことに始まる。彼はパリ万博会場でバルビゾン派の絵画を見,その力強い自然主義に,彼らの今後進むべき道を見いだしたのであった。…
※「カフェ・ミケランジェロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」